放送局 送信所における 電気設備工事 の事例です。放送の無停電が絶対条件となる施設で、予備系統との並行運用による切替施工 によって設備更新を完了しました。
プロジェクトの位置づけ
放送局 送信所は、テレビ・ラジオの放送電波を発信する社会インフラです。送信停止は視聴者への放送中断を直接意味するため、電源の無停電・無停波 が絶対条件となる施設です。
送信所の電気設備は、送信機・空中線(アンテナ)系・冷却設備・放送監視設備など多岐にわたり、それぞれに 独立した電源系統と予備系統 を持つのが一般的です。本件はその予備系統を活かした更新工事事例です。
ご相談内容
- 既存の電気設備が経年劣化、計画的な更新が必要
- 送信所は 24 時間 365 日 放送中、送信停止は不可
- 送信機・アンテナ系への給電は 無停電が絶対条件
- 既設の予備系統を活かして、本系統を更新する段階工事 が必要
- 放送事業者独自の 工事手続き・運用部門との協議 が必要
ご提案・施工内容
無停電切替手順の事前検証
- 本系統と予備系統の シーケンス図・接続図 を精査
- 切替手順を ドキュメント化し、運用部門と事前協議
- 切替試験を実施、復旧手順も含めて予行演習
本系統更新 → 予備系統更新の順次工程
- まず 予備系統に切替 して放送を継続
- 本系統を停止、電気設備を更新・試験
- 本系統復旧後、本系統に切替戻し
- 続いて予備系統を同様の手順で更新
更新時の各種試験
- 絶縁抵抗測定・接地抵抗測定
- 無停電電源(UPS)との連動確認
- 非常用発電機への切替試験
- 送信機側への影響がないかを放送部門と連携確認
発注者・運用部門との綿密な協議
- 工事計画書・施工記録を放送事業者所定の様式で作成
- 運用部門との 工程協議・切替タイミング確定
- 切替作業時の 常駐立会い による万一の対応
結果
- 工事期間中 放送中断は発生せず
- 本系統・予備系統とも更新完了、各種試験を所定の基準でクリア
- 放送インフラ案件での施工実績として社内に蓄積
このプロジェクトのポイント
- 放送施設は「無停電運用+予備系統の設計理解+切替手順の事前検証」が成否を分ける
- 本系統と予備系統を交互に更新する 段階工事 のノウハウが重要
- 発注者・運用部門との 継続的なコミュニケーション が、こうした連続運用施設の案件では特に不可欠
放送・通信・連続運用を要する社会インフラ施設の電気設備工事をご検討の方は、お気軽にご相談ください。